『あなたは悪くないって言われたかった』ようさんの声【音声コンテンツ Vol.7】
NHK「となりのこもりびとチャンネル」、パーソナリティーはアナウンサーの栗原望です。
NHKの取材班が、ひきこもりや生きづらさにまつわるお話を聞いて発信しています。
今回は前回に続きまして、関東に住む40代女性 ようさんのインタビュー後半です。ようさんは、かつて事務職で働きながら子どもを産むか産まないかなど、『夫婦生活の中でのすれ違いから つらさを募らせてひきこもった』というエピソードをお持ちの方です。その後、ある時期を境に、ようさんは『すっきりできた』と言うんです。何が心の支えとなったのかを話してくれました。
ここまで 40代の女性ようさんの声・後半をお送りしました。
みなさん、どんなことを感じたでしょうか。
インタビューを聞きながらなるほどなと思ったのが『諦めること、あるいは手放すことで逆に生きるという気持ちになった』というお話です。
当時、追い詰められていた ようさんにとって、バンドの存在というのは、きっと心の杖のようなものだったんじゃないかなと思いました。そして、ようさんが話してくださいました「当時、言われたかったという言葉そのままでいいんだよ」という言葉ですけれども、今回こうして話してくださったことで、きっと同じような気持ちになったという方も多いと思います。
ようさん、インタビューに応じていただいて本当にありがとうございました。